「です・ます」英語学習法

学習心理学理論に基づく英語学習は成績向上の切り札

英語学習は学習心理学にお任せ⑤

 さて、もう一度復習して、

 「です」ちゃんチーム(Be動詞)と「ます」ちゃんチーム(一般動詞)の区別

しっかり定着させてしまいましょう!!

 

 「です」ちゃんチームと「ます」ちゃんチームは、ケンカ中。

 絶対一緒に出てきません。同じことをするのも嫌です。

 

ですちゃんチーム(Be動詞)とますちゃんチーム(一般動詞)ケンカ中。

  

まず、「ですちゃんチーム。

  

あれは (1冊の) 本 です。          は        That  is  a book.

3人しかいない       is  are  am       の 1人です。

 

あれは 本 です と質問する時は、日本語では「」が最後につきましたが、

3人しかいない元気者の is    が 前に飛び出し

疑問文のために先頭に飛び出すIs

 

Is that a book?       になります。

 

あまりに大きい画像で書いている本人がびっくり( ゚Д゚)

まあ、記憶に残りやすそうなのでいいのかなあ(-_-;)

 

実はパソコンが苦手で、見栄え上は読みにくいのを常々気にしています。

そのうち、外注することも考えます。

 

あまりにびっくりしたので、2回に分けることにしました。

「ます」ちゃんチーム もう少しお待ちください。

 

 

 

 

 

 

なぜ「です・ます」英語学習法なのか

 英語の教科書の編集に携わる先生方は、昔から英語が得意、あるいは少なくとも

苦手ではなかった気がします。

 

 中学時代にBe動詞と一般動詞の区別で苦労した方が、英語の教科書の執筆を担当しているとは、ちょっと想像し難いです。

 だから、そんな初歩でつまずくということに気づきにくく、その区別を重視されることがないというのは、私の誤解でしょうか?

 

 でも、「英語が苦手」という方に教えていると、この区別ができていない人が

ほとんどです(もちろん、アルファベットの習得のように、もっと手前でつまずく方もいます)。

 

 ハイレベルなことの学習は、英語を専門にしたい方や特に意欲的な方だけでも良い気がします。

 別に英語のプロになりたいわけでもないのに、授業があって、入試にもあって、昇進の条件だったりで、英語を勉強しないわけにはいかないし、でも「英語は全然分からない」となっている人に、優しい英語学習法があっても良いのではないでしょうか?

 

 自分自身が初歩の初歩でつまづいた。でも、勉強法を変えて中3くらいからはそこそこ得意になって、学習心理学を学んだ後に、気が向いて勉強を始めただけで、特に苦労しなくてもTOEIC Aランクをとれた(きっかけは国際学会参加という名目の観光旅行。メインは同時通訳があったので、別に必須ではない)。

 

 私は努力が必要ないと言っているわけではないです。ちゃんと勉強はしました。

 でも、やってもやっても伸び悩むとか、何回受けても目標に届かないということはなく、勉強のコスパが良かったということです。

   だからと言って、満点が取れるとは思わないし、そこまで必要とも思っていないです。

 

 つまり、そこそこ英語の点が取れて、英語が苦痛にならない学習法を提唱できればという感じです。

 それで英語が好きになって、極めて行くとなると、心理学の手は離れ、

英語は英語のまま、そして成書に頼るべきしょうね。

 

 

  

 

 

 

 

 

英語教育の常識は心理学の非常識③

英語教育で疑問に思うこと

 ①基本を押さえる前に、例外から入る。

 ②基本ができていないうちから、次々と新手を出現させる(算数で言えば、足し算が分からないうちに、引き算もかけ算も割り算も出てくるような感じ・・・かな?)

    ③自然な英語にこだわって、混乱させるような例文が突如出現する。

 

 主にこのような点です。具体例はこれまでのブログに書いていますが、

学習心理学的に気になるのは、結局は教え方の順番の問題だと思います。

 

  学習心理学的には

 ①当然、基本例文から教える。「主語+動詞」だけ確実にパターンとして獲得させる。

 S+Vが成立しない文であっても、しばらくそれでいく。

 それがだめと言われると、「パパ、かいちゃ(会社)」と言った子を𠮟りつけることになる。「『パパは会社に行った』でしょ!!」と怒っていると間違いなく発語意欲をそぐ。=英語嫌い 

 ②混乱しがちなBe動詞と一般動詞を最初にがっつり区別できるようにする。

  そうしないと進行形や受動態で間違いなくつまずく

ですちゃんチーム(Be動詞)とますちゃんチーム(一般動詞)は目下ケンカ中。


 ③自然な表現でも、例外はもう少しレベルアップするまで待つ。

  最初から、「りょ」なんて教えない。

 ④暗記するとしても、お話し的に意味づけて記憶に残りやすくする。

  

 というわけで、「です・ます英語学習法」提唱中です。

 まずは、「ですチーム」(Be動詞)と「ますチーム」(一般動詞)は

ケンカ中なので、絶対に一緒に出てこないと覚えましょう!

 

 かわいいキャラクターもできているでしょ?

 私の作品はあえなくボツになりました( ノД`)シクシク…

 

*初心者向きとそうでない部分がブログに混在しています。

 学習心理学的によろしくないですね(;'∀')

 そのうち、まとめるつもりです。遅くても学会発表までには…

  

 

英語クイズに回答お願いします

I heard that they  really like ice cream.

I knew that  math is important.

 

 上記の文は文法的に正しいのでしょうか?

 周囲の英語が得意な人に聞くと、みんな「✖」「時制の一致がない」と即答します。

 

 ところが、ネイティブチェックを受けていて、正しいそうです。

 

 不注意で時制を一致させず、減点された経験がある人が多いと思います。「あの時の2点か5点か返して」と主張していいのかもしれません。

 何しろ根拠は中学英語の教科書で、少なくとも2社でこのような例文が載っています(単語だけ少し変えました)。

 

 天下の教科書、しかも2社で同じ間違いがあるとは思えませんでしたので、問い合わせてみたわけです。

 

 そう言われると、英語が専門ではないので、「そうですか」というしかないのですが、

 疑問点はただ一つ。なぜその時期。なぜその順番で出てくる??

 中学生、つまり初学者に、そのような文を教える必要があるのでしょうか?

 

 ある程度のレベルの人に、自然な英語として教える分には反対しません。

 でも、今後、時制に関する学習が必要になるのに、わざわざ、そんな混乱させるようなことを入れなくても、いいのではないでしょうか?

 

 もっと詳細な説明や、今後検討するとの返信もいただいているのですが、

これって載せる段階で誰も指摘しないのが不思議すぎます。

 英語が得意な先生方には、自然すぎて何の疑問もなかったのかもしれませんが、英語教科書はやはり迷宮・・・

 

 自然な英語ということで、昔、ネイティブの先生に英語を教わっていた時のことも思いだしました。

 2 cokes,please.  という文があったので、「cokeは不加算名詞でsはつかないのでは?」と聞いたら、「でもマクドナルド行って、そう言うとコーク2つ出てくるけど、何か問題がある?」と言われました。

 

 文法を勉強していて、 A Sato came.  という文に出会ったこともありました(ここはあまり自信がないです)。

 「佐藤とかいう人が来た」みたいな意味だったと思います。でも大概は「固有名詞に a は付けない」と言われるパターンかと。

 

 英語的には正しくても、英語学習の順序としては適していないこともあると思いながら、教科書を眺める今日この頃。

 

 「りょ」ということになることを期待しています。

 

 

 

 

 

中学英語の教科書は迷宮~英語教育の常識は学習心理学の非常識番外編~

 小中学校の英語の教科書を見ていると、どうしても「なんで?」と思ってしまいます。

 Be動詞と一般動詞の文が自己紹介に一緒に出てきて、すぐ疑問文も出るし、

そのまま助動詞canも登場というのは、あまりにも一気過ぎて混乱を招きそうですが、そして事実、Be動詞と一般動詞の使い分けができない人は、ゴロゴロしています。

 

 私自身も中1の初期に、 does  isn't  と書いて 英語の先生に「ちょっと出来が悪すぎ」と言われました(-"-) does aren't でないだけ努力の跡が見える気がする。

 This is a pen.の時代で(音源がカセットテープで、聞きたいところを出すのが大変だったりした)、今よりもずっと文法重視で、多分それほど自然な文章、ある意味、飛躍した文は出てこなかったと記憶していますが、それでも最初から大コケ。

 

 その時の経験がトラウマになって、今回の「です・ます英語学習法」につながり、ここにこだわっているのかもしれません。

 ピュアカウンセリングみたいですね*1

 

 実際は、私の出来が悪いのではなく、教え方が悪いのではなく、私にはその教え方が合っていなかったと思っているだけですが。

 

 教科書は、もちろん英語の専門の先生方が、これ以上ないほどに検討を重ねられたとは思うのですが、せめて「典型例から例外へ」、「一度に多くの情報を提示しすぎない」「似ていて非なるものは混乱しやすいので避ける」という視点だけでも採用されると、初期の段階でのつまずきを減らせる気がします。

 「気がする」だけではもちろんダメなので、どなたか教育心理学者の先生方、実証していただけないでしょうか。

 

 Sounds nice! みたいな表現もやはり中1のときから必要なのでしょうか?

 日本語は主語がなくても意味が通じますし、助詞のおかげで語順はかなり自由です。英語学習では、日本語とは語順も違いますし、「主語+動詞」をしっかり意識することが必須だと思いますが、Sounds nice かあ。

 

 Sounds  このsは複数形❓ 音がいっぱいあるからナイス❓ ( *´艸`)  

 余計な混乱を招かなくてもいい気がします。

 

 今日は、軽い調子の文でしたが、来年度の教育心理学会、あるいはLD学会で骨子は発表してみるつもりです。

 

*1:´∀`

英語学習は学習心理学にお任せ④

 昨日は「です」ちゃんチーム(Be動詞)の疑問文を作りました。今日は、「ます」ちゃんチーム(一般動詞)の疑問文を作ります。

 

 昨日の復習ですが、「ですちゃんチーム」の疑問文は、

                       This is  a   game.   これは(1つの)ゲームです。

       Is   this           a   game?           これはゲームです

 

   Isが「おりゃっ!」と前に飛び出しました。3人しかいない元気者の「です」ちゃんチームならでは行動です。(意味付けると覚えやすいですよ=心理学の智慧

 

 では、「ます」ちゃんチームの疑問文です。

       You have  a game.            あなたは(1つの)ゲームを持っています。

 これを疑問文にすると、日本語では、「あなたはゲームをもっています」とやはり語尾に「か」が付きました。

 

 では、「ます」ちゃんチームが前に飛び出して、 

                Have  you  a   game?    

 

   すごい!!ちゃんと疑問文の作り方を覚えてくれている証拠です!!

 

 でも、残念ながら間違いです( ノД`)シクシク…

 

 大事なのは、「ます」ちゃんチームと「です」ちゃんチームはケンカ中。

 「ます」ちゃんチームは「『です』ちゃんチームと同じことなんかしたくないよな!

オレ、前に何か飛び出さないよ!」と have ちゃんが主張しています。

 「じゃ、どうしよう?」と一瞬迷ったのですが、仲間が大勢いる「ますちゃんチーム」なので、仲間を呼んでくるのはお手の物。

 

 「お~い」と Doちゃんを呼んできました。「ちょっと手伝ってくれない?」「いいよ」となって、Doに先頭に行ってもらいました(意味付けると覚えやすいです。対比するのも理解を深める

   

    Do  you  have a game?    あなたはゲームを持っていますか?

  「はい」なら Yes ,I do.    「いいえ」なら  No, I  don't.

 

            Yes,I am. にしたり、 Are you have a  game?   にする間違いが英語が苦手な人に  

  は頻発。

   でも、しつこいけどケンカ中なんです。絶対一緒に出てこない!!

  ここがしっかり区別できないと、英語は本当に苦手になっていまします。

  

   早く仲直りはしてほしいですけどね。仲直りした方が良いことが

  いっぱいあります。