英語学習は学習心理学にお任せ③
無意味なことは覚えにくいですが、意味があることは記憶に定着しやすいです。
例えば、「えいご」を1時間後に思い出すことは簡単。意味を持つことばだからです。でも、「ごいえ」を1時間後に間違いなく思い出せますか?無意味な(意味を持たない)ことは、覚えにくいです。「えいごの逆さだな」と方略(作戦)を練ることで、ぐっと覚えやすくなります。
英語学習でもこれを活かしましょう。
さて、「です」ちゃんと「ます」ちゃんは絶対に一緒に出てきません。「けんかしてるから」(本当にけんかするわけはないけど)と、意味付けることで分かりやすくなります。
「です・ます調」というくらいだから、「です」 と 「ます」 があると覚えやすく、何が「です」チームで、何が「ます」チームか一目瞭然。
それとも英語の5文型で、S+V S+V+O を覚える方が簡単ですか?
私は(1人の)生徒です。あなたは生徒です。彼は生徒です。
英語にすると、ちょっとだけ面倒かもしれないけど、「です」の部分が主語によって変わって、
I am a student. You are a student. He is a student.
ここまでは復習。 今日は疑問文にしてみましょう。
日本語だと、「私は生徒ですか」(劇の役を確かめているとかの場面?!)「あなたは生徒ですか」「彼は生徒ですか」と語尾に「か」を付けます。
英語では 「です」ちゃんチームが、「どりゃ」っと前に飛び出してきます。なぜなら、「です」ちゃんチームは3人しかいないけど、元気者だからです。
I と am の2つを同時に動かして入れ替えるというよりも、am が前方に飛び出すと覚えるところがミソです。
Am I a student? Are you a student? Is he a student?
Am I の形があまり出ないので、Are you ~? Is he~? は言えても、Am I ~は言えない場合がありますが、「ルール」(文法)さえ押さえればそんな苦労はありません。
答えは Yea, I am. No, I’m not. ですが
つい言いなれた Yes, I do. No,I don't. と答えることも、「英語あるある」ですね。
「です」ちゃんチームの問題は、「です」ちゃんチーム内で考えましょう。「ます」ちゃんティームとは仲が悪いので!!
こどもに教える時には、単語カードに書いて、そのカード1枚を動かして、文を作る方法が効果的です。書く手間が省け、手の動きで規則性を学んでいけます。
私のアイコンは、それ用の単語カードです。両面印刷で、裏返すと大文字になり、並び替えるだけで英語の勉強ができます。