「です・ます」英語学習法

学習心理学理論に基づく英語学習は成績向上の切り札

英語教育の常識は学習心理学の非常識①

 また少林寺拳法の話ですが、最初に教わる攻撃は、上段(顔面)への突きだけです。次に中段(腹部)への突き、そして蹴りの攻撃も入ってきます。

 上段への突きしか知らない子たちは、攻撃を間違えることは、まずありませんが、蹴りの攻撃も知っている子は、突くべき時に、蹴ってしまうことがあります。

 

 つまり色々な技を知っているだけに混乱して、正しいアウトプットができないことにつながっているわけですが、英語は小学校の段階で、かなり多くの文型が出てきているのに驚きます。

 「はじめまして」から始まるからなのでしょうが、

    ”Nice to meet you.”とか"How do you spell your name?" とかです。

 

 主語がなくても、また語順が違っても、ある程度通じる日本語と違って、

英語はまず「主語+動詞」というのをどうして教えないのかなあ。

 「基本から応用へ、基本から例外へ」というのは心理学を持ち出さなくても、

一般常識な気もするのですが、英語教育に関してはそうでもないみたいですね。

 

 「”This is a pen.”とか、いつ使うんだ」というところから自然な英語にスイッチしたのでしょうが、別に”This is a new game."みたいな文で、十分に興味を引けて、自然な会話も作れそうな気がします。

 英語の最初だからと言って、最初に会った時の表現にする必要性があるのでしょうか?とりあえず、挨拶くらいはというのも分からなくはないですが。

 

 私が英語を教えている子はみんな、Be動詞と一般動詞の区別がつかないうちに、中途半端に色々な文を聞いているから、"I am study."とか"does isn't"とか、推測しやすいミスをしてくれます。

 

 もう少しの間本題に入らず、しばらくこういう話になりそうです。なぜ心理屋が英語教育に興味を持つかを示しながら、徐々に独自の簡単メソッドを公開していきますね。